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会社情報
鹿島興亜電工のモノづくり ー 社長メッセージ ー

野向社長2018年4月、鹿島興亜電工は隣県である富山の日本電子応用㈱と合併いたしました。この北陸の地にKOAの文化を根付かせ、当社を支えて下さる「株主様」「地域社会」「お客様·お取引先様」「社員·家族」そして「地球」から信頼され、社員が「やりがい、希望」を持って働ける工房を目指し、再出発いたしました。
2021年5月には、砺波市矢木に新工場建設を開始し、1年後の2022年5月、新工場は『となみの庄』と命名し竣工式を迎え2022年10月の本格稼働に向け新たにスタートいたしました。
『となみの庄』におきましても、社員が安全で安心して働ける環境作りを目指すと共に新しい モノづくり への挑戦を進め、2024年10月の創立40周年に向け、更なる 新しい価値創出 に取り組んで参ります。

「社員・家族」は当社を支える最も大事な財産です。「お客様」の中には、当社の製品をご購入いただく企業もあれば、当社の製品によって作られる電気機器などを利用されるお客様もいます。「株主様」は当社に出資いただき、当社に経営を託されています。「地域社会」の皆様のおかげで、私たちはこの地でモノづくりを続けさせていただいていることを忘れてはいけません。「地球」は、こうした主体を全て内包する母なる存在です。
これからも、抵抗器という「モノづくり」を通して、皆様に喜んでいただける存在でありたいと考えています。

鹿島興亜電工の設立時に入社した私は、操業当初から技術者として当社の新しい分野への挑戦に関わらせていただきました。
こうした経験から、当社の技術力を高めていくためには、攻めの姿勢を持った人材と既存のモノづくりで守りの姿勢を持った人材の融合が必要だということを学びました。
当社が生産するリード付抵抗器の市場は衰退していくことは事実ですが、その中でもリード付製品にしか対応できない市場へ進出していく事で、KOAの技術を再認識していただくことになります。
その結果、当社の製品は人工衛星にも採用いただきました。こうした新しい挑戦の中から、人材が育っていく企業でありたいと願っています。

社員には、「負けない」人材であってほしいと思っています。競合する企業に負けない、周囲に負けない、そして自分の心に負けない人財となることを期待します。

鹿島興亜電工は、モノづくりすべての場面で、経営のムダを徹底して廃除し、新しい経営システムづくりを目指すKPS(KOA Profit System)活動を繰り広げてきました。その活動は当社のモノづくりの原点となり、現在も“進化”し続けています。そして、お客様との信頼関係を“深化”させ、“真価(=新しい価値)”を生み出し続けています。

 中能登でうぶ声を上げ、地球の皆様に育てていただいた企業として、20年先、30年先もこの地で「しんか」し続ける企業であり続けるために、新たな挑戦に取り組んでまいります。

野向社長

 



 

 

 

鹿島興亜電工株式会社
代表取締役 社長 野向 一範(のむき・かずのり)